今日は、ある程度土地もあるし、『園芸関係でお金を生みたい』と思ってる方に、5つの方法を提案したいと思います。
1.榊の栽培
・榊は、神棚を持つ家庭や企業では、毎月2回(1日と15日が多い)は交換するので、集客力の道の駅や、スーパーの産直コーナー等に出荷する事で、生活費を稼いでる方も多くなって来ています。
・ネット通販で、神棚用の榊を販売している先駆者もいらっしゃいますが、個人事業なので、この記事を書いてる2019年5月時点では500件までしか受けれないそうで、同じ事をやっても、まだまだニーズはあります。
※ちなみに、『榊本舗』で検索すると、日本榊本舗と言うサイトがありますので、ご覧になると、参考になると思います。
・ちょっとNG気味ではありますが、知り合いに、公有地に自生してる榊を採取し、枝を束ねてお供え用に加工し、ダンボール箱に詰めて、契約してる大手ホームセンター宛に着払いで送って自由に稼いでる方が居ました。延々と続けると捕まる危険性があるので、稼いだお金で苗を買って、自分の畑に植えて、正規な販売をする様に変更中と言ってました。
※ここで1つ注意点ですが、苗を購入(育成)する時に、榊は種を蒔いて増やす方法と、挿し木で増やす方法があるのですが、青い芽を選抜して、成功率が低い挿し木で増やした苗(業界用語で『青芽』)の本榊を購入・育苗すべきです。
詳細は過去記事で書いてますので、参考にしてみて下さい。
榊(サカキ)苗の選び方
2.ブルーベリーの栽培
・ブルーベリーは、果実を道の駅等に出荷して稼いでる方も多いですが、早生種~晩成種を組み合わせても、出荷出来るのは6~8月ですので、果実での収益は、夏休みのボーナスと言った感じになると思います。
・挿し木をして苗を作って販売する方法もあります。
本来は、春に挿し木するのが推奨されていますが、秋の剪定時に、先を尖らせて用土に差して、日陰に置いて水を切らさない様にすると、かなりの高確率で根付いて苗が出来ます。
但し、ホームセンターで販売されてる事も多いので、品種的な面や、大きさ等の点で、競合出来る苗にしないと、売れないです。
参考までに、全ての品種では無いですが、比較的流通量が多い品種のデータをまとめてますので、参考にしてみて下さい。
ブルーベリー 品種特性データ
3.イチジクの栽培
・イチジクは、水溶性と不溶性の食物繊維を含み、ミネラルバランスも良く、不老長寿の果物とも言われ、近年、特に女性に人気の果物です。
・果実を直売所に出荷する場合は、夏果種・秋果種・夏秋兼用種を用いても、夏・秋のみの収入となりますが、イチジクは、挿し木で簡単に増やす事が出来るので、挿し木で苗を作って、苗を販売すれば、ほぼ1年中の収入が見込めます。
4.タラの木の栽培
・タラの芽と言えば、高級食材ですが、土地さえあれば、沢山収穫出来ます。
・1本のタラの木を買って畑の隅に植えてたら、翌年は10倍以上に増えて、頑張って掘り上げて、苗を沢山販売した経験もありますし、今では自発的に土手で苗を増やして、毎年殆どを掘り上げて商品化しています。
※山菜好きな方も結構いらっしゃるので、まとめての購入が毎年ありますし、健康食材としての評価(癌予防等)も高いので、販売開始を催促され<事態になってます。br />
5.孟宗竹の栽培
・先日TVでも放映されてましたが、中国のシナチクでは無く、国産の孟宗竹のシナチクの開発が完成したそうで、孟宗竹1本で6~8万円分の国産シナチクが採れるそうで、うちも竹林を畑に導こうと、今年はタケノコ採取を殆どせずに、畑で孟宗竹のタケノコとシナチク用のタケノコを栽培出来る様に、農園を改造しています。
比較的、誰でも出来そうかな?って思うのが上記で、私はその他に、菓子クルミの接ぎ木苗生産や、ポポーの接ぎ木苗生産、ブルーベリーの接ぎ木苗生産にも取り組んでいます。
その他にも、バラ等の人気カテゴリーもありますが、正直、バラ科は、根頭癌腫病と言った致命的な病気に罹患してる苗が多く、余程信頼出来る所を見つけない限り、売れる苗を仕入れる事が困難なので、かなり難しいと考えます。
まとめ
私は、10年以上、園芸関係のネット販売を行ってるので、ブルーベリー摘み取り園を始めたい方とか、榊の営利栽培を始めたい方とか、自己消費が多いので、自家栽培をしたい方等、多くの人に苗を収めさせて頂いていますが、最初の数年間は、自分が学ぶ事も多く、失敗も少なく無いと思います。
どうすれば、満足頂ける商品を収めれるのか?日々勉強し、自信が持てる段階になれば、自ずと独立しても稼げる様になれると思います。
私は、ここ10年くらいは、沢山売ったけども、投資や給料等でマイナスでしたが、そういった経験を生かして、サポート出来る様な事業も立ち上げれたらな。と模索中です。農業大好きです。お互い頑張りましょう!
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