2019年5月6日月曜日

アイスクリームバナナ 耐寒性評価


こんにちは、吉瀬園芸です。
苗木のネット通販や、趣味で沢山のフルーツ等を栽培しています。

副業なので、ヤフオクヤフーショッピングのみでの販売ですが、それなりに利用して頂いて、存分に趣味の園芸に投資出来てます。

2017年9月に奥飛騨ファーム様より、『関東でも幹に保温対策をすれば、地植えでも栽培可能』との記載があったので、『耐寒性アイスクリームバナナ』の苗を購入してみました。

単価4,900円×2鉢+送料980円=10,780円と、送料は良心的でした。

加温ハウスの隅っこに、マンゴー・マカダミアナッツと一緒に置きました。
鉢増しすると、グングン大きくなって、1年に3回ほど鉢増ししました。

2018年6月には、こんなにも大きくなりました。


外でも大丈夫との謳い文句でしたし、うちは九州だし、普通に外で育つだろうと、1本は畑に地植えし、もう1本は加温ハウスに鉢植えで置きました。

地植えした方は、1年目で高さ3m程まで成長しましたが、風で葉がボロボロになってます。

想定内だったので、防風ネットで囲ってましたので、防風ネット内は、被害が少なかったです。

鉢植えで加温ハウスに置いてた方は、ビニールハウスの天井につっかえて、2回程カットバック(幹をカットしてもカットした部分から芽が伸びるので、背を低めに抑えながら、成長を制限する手法)を行って、なんとか春先まで加温ハウスに入れてました。


冬を地植えで過ごしたバナナは、葉が枯れて悲惨な状態になっていました...


4月の始め頃に、『カットバック』と同じ様に、切り戻してあげれば大丈夫かな?と、切り戻してみました。


みずみずしい樹液?が溢れてるし、大丈夫かな?と思いました。


明らかに腐敗臭が漂ってたので、4/初と、まだ寒の戻りがある時期だったのもいけないのでしょうが、ここから芽が出る事は無く、極太の2本の幹は、半分くらいはみずみずしい状態なのでは?と思えますが、他の細い幹は、明らかに根本まで腐ってます。


みずみずしい部分が出て来る様に、再度カットバックしてみました。

中心部の生長点がどこまで切っても腐ってるので、これでは復活は期待出来ないですね...

その後、5/14に根元を観察してると、完全に枯れ込んだ株の脇から、芽が出てました。

バナナの根っこは、芋の様な感じになってるので、専門家の方は芋部分とも呼びますが、そこは生きてて、何とか復活出来る感じです。

7月に入ると、脇目もだいぶ大きくなって来ました。


今年は枯らさない様に、秋には加温ハウスに取り込みます。

加温ハウス内で育ててた方も同日(4/初)に地植えしたので、当初は寒の戻りで枯れそうになってましたが、今年は着果するんじゃ無いかと言う感じに持ちこたえてくれてます。


7月には、かなり葉が出て、今年こそ結実するだろうと言う感じ。


7/22花穂が出て来ました。

中央に見えるのが花穂で、花穂が出る前には、花穂の左上の様に、通常の葉の半分以下の、短い葉が出て、そうなれば、次は花穂が出ます。

沢山の脇芽も出てますし、それらは、今年の冬は、防寒対策を考えようと思っています。

ただ、奥飛騨ファームさんのアイスクリームバナナは、生食で食べれる品種(ブルージャバ)と、調理用の生食では美味しくないバナナ(ハクムク)が混在してるらしいので、美味しいバナナであってくれる事を願っていましたが、結果は...


2018年9月に購入した『耐寒性があって、背が低めで美味しい実を付ける』と言われる『MusaDwarf Namwah』(ムサ ドワーフ ナムア)も、加温ハウスで冬を越させて、同時期に地植えしたのですが、かなり痛んで、枯れたかな?と思う状態になってましたが、新芽が出て来て持ち直してます。

今年は、晩秋には鉢植えにしてビニールハウスに取り込む予定です。

珍しい苗はかなり高価だし、購入を躊躇される方も少なく無いと思ってます。

私は投資と思って、話題性や欲しがる方が多い果樹を積極的に購入し、長年に渡って検証しようと思ってます。

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