悲劇！アイスクリームバナナは調理用バナナだった？

『関東でも露地栽培が可能』と言う謳い文句で、味は『アイスクリームとバナナを足した様な味』と言うアイスクリームバナナなるものが販売されてましたので、2017年に購入し、2019年に着果するまで育てましたので、結果を記事にまとめました。

昨年購入したアイスクリームバナナ苗↓

加温ハウスで1年育てて、この後、畑に植え付けました。

そもそも『アイスクリームバナナ』って何者？

そもそも『アイスクリームバナナ』とは造語で、販売サイトによれば、『バニラアイスの味がする』『甘くて美味しい』等と表記されていますが、奥飛騨ファームさんで『アイスクリームバナナ』として販売されてる苗には、プランテンと呼ばれる調理用バナナと言うジャンルの『hukmuk』と言う品種も混じってるそうで、『hukmuk』は、芋の代用に、調理して食べるバナナなので、生食には向かないバナナです。

こう言った事前情報を、購入後にヤフオクで知り合った方から聞き、これが本当であれば、購入を検討してる方の為にも調査をせねば！と、調査を開始。

全てが『hukmuk』では無く、本来『アイスクリームバナナ』と呼ばれている『BLUEJAVA』の可能性もあるらしいとの事ですが、今となっては、果実の写真から判断しても、全てプランテンだと思います。

最近は、-5℃程度までなら越冬出来るバナナと言う触れ込みで、国内でもバナナ苗ブームが来てると感じてます。

実際に九州北部で越冬を試みた結果は、惨敗でした...
結果はこちら

結実するまでには2～3年掛かるし、余りにも冷え込みが酷い場合は、地上部が枯れて、また地下茎からの再生で1からのスタートとなり、なかなか味見するまで至らず、何年も無駄にする事になってはいけないので、そう言った『調理用バナナ』と言うバナナの存在を知って欲しいと、ブログに書いてる次第です。

あと、バナナは葉が大きいので、防風対策をしないと、葉がボロボロになってしまいます。 それ程被害が無かった台風でも、畑に植えてるバナナは、葉がボロボロになりました。

一応、防風ネットで囲ってたのですが、3mの単管パイプを50cm程埋め込んでネットを張ったので、ネットの高さは2.5m程しか無く、はみ出した上部の葉はボロボロ。

防風ネット内の葉っぱは、比較的大丈夫でした。

株が元気だと、10段くらいの果実が付くらしいのですが、鉢植えで越冬して畑に植えて数か月なので、4段くらいの着果でした。

7月に着果し、本来であれば100日程度で熟すのですが、10月になっても11月になっても青いままでしたので、不安に思いましたが、リンゴを入れてビニール袋に詰め込んで元旦に取り出してみました。

やっと、何とか黄色くなりましたが、味はかなり薄く、調理用バナナなんだろうな？

調理用のバナナの流通が増えた？

完熟期が秋になったからダメだったのか？やはりプランテンなのか？

スッキリしないまま過ごす中で、ふと「調理用バナナ」と検索してみると、大手レシピサイトを中心に、調理用バナナのレシピが多数掲載されており、更には、調理用バナナを房で販売しているショップまでありました。

そこで、販売されている調理用バナナの写真と、収穫したアイスクリームバナナの写真を比べると、色も形も同じだったので、やっと答えがハッキリしました。

やはり、私が購入したアイスクリームバナナは、プランテン種のHukMukだった様です。

未だに販売してるショップもあるので注意

アイスクリームバナナを検索すると、写真も説明文も奥飛騨ファームさんの流用で、クローン苗を販売しているショップも見受けられます。

極一部のショップでは、アイスクリームバナナ→BlueJavaです。と明記してあるショップもあり、そう言ったショップであれば、生食でも美味しいバナナであると思われます。

違ってたらクレームも言えますしね。

私がバナナを購入するならココかな

なんでもかんでも販売しているショップだと、売る事は得意でしょうが、商品に対する正確な知識が無い場合も多いと感じます。

ヤフオクは、実際に趣味で栽培している方が、小遣い稼ぎに出品しているケースも多く、そう言った所で購入すると、失敗が少ないと思います。

バナナ苗の場合は、香川と和歌山の方2名は、バナナの品種や特徴等にも詳しく、商品説明も完璧に出品しているので、信頼出来ますね。 ヤフオクのID検索でasti398さん、qtdpb766さんの2名を検索すると、6月～9月頃には出品してると思います。

私も昨年は出品しましたが、バナナ園を作ろうと考えており、今年は自家用の苗が沢山必要なので、来年以降は販売していると思います。