無農薬でも育つ！初心者にもおススメの果樹３選

私は、果樹栽培をはじめて10年程になり、色んな果樹を育てた経験がありますが、少しの手間を掛ければ、初心者が無農薬で育てる事が出来るおススメの果樹３選と、育てる際に注意したい事などを解説します。

お勧めランキング1位は、ブルーベリーです。

はじめての果樹栽培にも最適なくらい、育てやすいのがブルーベリーです。

果実も、100g300円～と、それなりに高価なので、知人などに振舞うのも喜ばれますし、冷凍しておけば1年中楽しめますし、生食以外にもジャムや果実酒に加工するのも良いですね。

害虫被害は無くはないですが、毎日の見回りが日課になっているので、手で取るくらいの駆除で、充分に被害を防げています。

病気は、赤色輪点ウイルスと言うが現れた場合は、早急に処分する必要がある様ですが、持ち込まない様にしていれば、発生する事は無い様です。

一番ダメージが大きいのが、鳥による食害です。
鳥に目を付けられると、一瞬にして完熟果が無くなりますので、多くの方が、防鳥ネットで鳥の侵入を防ぐ様にしています。

ただ、私の知人宅は、庭に大きなブルーベリーが数本有り、ネットで保護はしていないのに、鳥の被害は気にならない程度だそうです。
庭先で、常に人の気配があれば、鳥も近づかない様ですね。

お勧めランキング２位は、イチジクです。

こちらも、ブルーベリーの次に愛好家も多く、おそらくブルーベリーかイチジクから、果樹栽培デビューされる方が殆どと言って良いくらいに、栽培されてる方が多いです。

イチジクの人気が高まってる理由に、最近流通量が増えだしたフランス種など海外の品種が、とても美味しい事や、不老不死の果物と呼ばれるくらいに、美容と健康に良い栄養素が沢山含まれている事にあると思います。

具体的には、水溶性と不溶性２種の食物繊維んでいたり、カルシウムやカリウム、マグネシウム、リン、鉄、ナトリウムと言ったミネラルや、ビタミンB1、B2、B6、C、A(カロテン)、K、ナイアシン、葉酸、パントテンサンと言った多くのビタミンを含み、様々な酵素なども含まれ、知れば育てずにはいられない果樹だと思います。

イチジクの最大の敵は、カミキリムシになります。

成虫は幹を食害して病気の発生を招きますし、幼虫は幹の内部を食害し、樹を枯らせてしまいます。

こまめに見回って、針金などで駆除していれば、被害は気にならない程度になります。

イチジクの場合は、ブルーベリーと違って、そこそこ病気が発生する事があります。

灰色カビ病、疫病、モザイク病、さび病と言うウイルス性の病気で、風や雨で感染が拡大しますので、病気が出た葉や果実を早めに処分する事で、病気が出ない環境を作れる様になると思います。

お勧めランキング3位は、ポポーです。

若葉に殺虫成分の「アセトゲニン」を含み、無農薬でも育てれると言う事で、今回のくくりでは3位にランクインさせましたが、食感に関しては、好き嫌いがはっきりと分かれるので、一度食べてから、育てるかどうかを判断して頂きたい果樹になります。

ネット通販のサイトで、「森のカスタードクリーム」とか、「幻のフルーツ」とか、魅力的に表現されていたり、マンゴーと言う品種は、食感がマンゴーに似てるなど、誇張し過ぎな感じもあり、苗木も人気で、私も接木3年生程度で背丈が1m程の苗を仕入れ、1本5,980円+送料で販売しても直ぐに完売する程だったのですが、苗を作る為には種が必要なので、沢山の果実を仕入れて最初は食べてみたのですが、家族はみんな苦手で、結局は果実部分を捨てて種だけ取り出していた程なので、一度食べてから、育てるかどうかを判断した方が良いと思います。

知り合いの農園では、美味しいと絶賛するお客様も居るそうなので、好き嫌いがハッキリ別れる果物になります。

ただ、甘みが強くて、濃厚でねっとりとした食感なので、砂糖不使用でジェラートに加工すれば、かなり良いのでは無いか？と、今年はジェラートにしてみようと考えています。

YouTubeに動画も投稿しましたので、よろしければご覧ください。