2021年3月12日金曜日

ハイブッシュ系のブルーベリーを、地植えでも枯らさない方法

はじめに

ハイブッシュ系のブルーベリーは、鉢植えだと育つのですが、地植えすると枯れてしまうと言う経験は無いでしょうか?
私も何度も枯らせてしまいましたが、枯れてしまうのには理由があります。



一般的に言われるのは、土壌Phが、ハイブッシュ系は狭い範囲でしか育たない。
果たして本当に、原因はそれだけでしょうか?

主張

私は、九州では栽培が難しいと言われる「ノーザンハイブッシュ系」のブルーベリーも、鉢植えで普通に栽培していますが、土壌Phに関しては、ラビットアイ系なら育つであろう程度の用土で育ててます。


一般的に言われてる事

ブルーベリー栽培に推奨されている土壌Phは、ラビットアイ系で4.3~5.5、ハイブッシュ系で4.3~4.8と言われてます。
ですが私は、コメリさんで市販されているブルーベリー専用培養土(Ph5.5±0.5)を使用して、ノーザンハイブッシュ系のブルーベリーを鉢植えしてますが、何年も枯れずに育ってます。
Ph5.5±0.5と言う事は、5.0~6.0と、ハイブッシュ系には不向きであると思われます。


Ph5.5±0.5で育てた結果

確かに、落葉期の枝を見ても枯れた部分が多いし、とても弱ってる印象を受けてましたが、地植えの場合は1~2年程で枯れてた事を考えると、土壌Phが不十分でも、水捌けが良ければ育つと感じます。


詳しい事は、動画で解説してますので、ご覧になっていない方は、動画の方も参考にしてみて下さい。2021年3/10撮影の動画です。

今回の動画で使用した土は、鹿沼土3:パーライト1:ピートモス2
各用土のPhを調べたところ、鹿沼土4.0~5.0、パーライト7.5~8.5、ピートモス3.6~4.4
なので、割合を考慮して算出すると、4.95~5.38となり、これに畑の土(Ph6.0付近)が混ざると、ハイブッシュ系にはPhが高めになるかな?と感じてます。

※視聴者様から、パーライトがアルカリ寄りだとご指摘を頂いて調べると、パーライトは中性の資材でしたので、その後「硫黄粉」を撒いてみました。
硫黄粉を適当に撒いたところ、Phが下がりすぎて苗が傷んでしまいました。
なので調べたところ、硫黄粉は1㎡辺り60gでPhが1下がる様ですので、それくらいを目安に使うと良いでしょう。
※Phが下がるまで、1~3ヶ月ほど掛かりますので、長い目で確認する事が必要です。

その後

その後、1回目の高植えでもかなり苗が傷んだので、「ルートプラスポット」の枠を使った高植えをしたところ、かなり調子が良いので、そちらも参考にして頂けると幸いです。2022年11/14撮影の動画です。


2 件のコメント:

  1. 今日は、吉瀬産からブライト、パウダーを
    20年秋に購入して育てています。生育は順調で160センチ程になりました。剪定も終わり花芽が多く着いていて楽しみです。良い苗有り難う御座いました
    植え付けについて動画に有るように乾燥した土を混ぜて植え付けられていますが、私は水を入れて混ぜ込み一晩置いてそれを土と混ぜ込み再度ピートモスを水につけこみ根巻きの廻りに付け植え込みました。これ程までにする必要がないなと動画を見て思いました。まだ増やして行こうと思っていますが、今後、吉瀬さん流で行いたいと思います
    より取り緑さんのコメントにも土よりピートモスの量は少なめにとあります。あまり酸性にしない方がラビットアイには良いのかなと言う事ですね。どうでしょうか?

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  2. ブログを放置してて、見つけるのが遅くなって申し訳ございません。
    ピートモスを少な目にするのは、将来的にピートモスが泥化して、水捌けが悪くなる事を防止する為に、少な目にと言う意味合いが大きいです。
    酸性にしない方が良いと言う事ではありません。
    最近は私も鹿沼土オンリーで植え付けて、硫黄粉をまぶしてPhを下げたり、ピートモスを卒業しようかと試行錯誤しております。
    ブルーベリーは水捌けを好むので、なるべく水捌けが良くなる様にする事が、最も重要になります。

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