2021年1月29日金曜日

DIYソーラー発電をやる前に必ず知っておきたいこと

DIYソーラー発電経験者が伝えたい事

2019年にDIYソーラー発電に興味を持ち、実際にやってみて試行錯誤した筆者が、これからDIYソーラー発電をやろうと思ってる方に向けて、アドバイスと言うのはおこがましいですが、心構えや知っておくべき現状・今後の社会動向などをお伝えしたいと思います。

システムを作るのに掛かった費用

システムを作るのに掛かった費用は8万円超えたくらいです。

※2019年当時
メーカー/パーツ名 使用個数 合計金額
中華製
100Wソーラーパネル
2枚 18,000円
ALLPOWERS
チャージコントローラー
1個 2,109円
EMPEROR
M31MFマリンバッテリー
2個 23,820円
CRECEED
1500W純正弦波インバーター
1台 23,000円
DIY蓄電工房
グリッド・オフグリッド切替器
1個 3,500円
※この他にケーブルや端子類等で数千円
システムの概要(回路図)は以下のとおり

当時の使用目的

農園の休憩所で、全自動エスプレッソマシンや、電気、ラジオ、可能ならば冷蔵庫まで動かそうと設置。


節約出来た金額

実測値では無いですが、発電されている電流の値や時間等から算出すると、月に400円~500円程度の節約効果。
投資額8万円を回収するまでには、200ヶ月(約16年)掛かる計算に...
しかも、正確な値を計ろうと積算電力系を購入した時には、バッテリーの能力低下でエスプレッソマシンもマキタの充電器も使えない状態に...


寿命を調べる中で分かったこと

どれくらいの期間使えるのか?マリンバッテリーの寿命が2~5年と言われてますが、毎日エスプレッソマシンをフル稼働させ、時にはマキタの急速充電器も動作し、消費と充電のサイクルが早かったせいもあり、2年で蓄電量は体感で1/3程度まで下がり、低消費電力の機器しか使えない状態になりました。

他のソーラー発電を行ってるYouTuberに確認したところ、やはり2年でM31MFバッテリーの能力が著しく低下し、使用出来なくなったそうです。
ただ、電気のプロが言うには、24時間以内にフル充電まで回復出来れば、バッテリーの寿命はもっと延びるので、24時間以内にフル充電出来ない環境で使ってはいけないそうです。


費用対効果

先にも触れてますが、結局の所、初期投資が8万円ほどで、初期投資を回収するのに16年。
それまでの間、2~年毎に2万4千円掛けてバッテリーを交換しないといけない。
結局今回のシステムでは、節電よりも出費の方が多くて、毎年お金が減って行くと言う結果になりました。


今後の展望

最近は、リン酸鉄リチウム等のバッテリーが注目されているが、それでもやはり寿命を考えると初期投資を回収するのは厳しそうである。

全個体電池や水素電池と言った、次世代蓄電池が現れるまでは、様子を見ながら慎重に進めたい。

夜間や曇天時にも発電できる仕組みが必要であり、佐賀県が取り組んでいる晴天時にダムに水を汲み上げ、夜間・曇天時にはダムからの放水で発電する。と言う発電方法が画期的で、今後はこういう発電システムを考えて行かないといけない。


まとめ

現状(2022年時点)では、発電に関しては、太陽光、風力、水力、地熱など、再生可能でエコな発電方法が発達して来ましたが、蓄電がまだまだ弱く、蓄電しなくても使える仕組みが必要かなと感じました。
佐賀県の取り組みは非常に参考になるので、頭を柔らかくして、バッテリーに頼らない蓄電の仕組み?が出来ればと感じました。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
2021年1月1日金曜日

耐寒性バナナの耐寒温度はどれくらいか?

最近は、-5℃くらいまでなら耐えられると言われる耐寒性バナナなるものが流通していて、日本でバナナを育ててる方も増えて来ました。
私も、2017年頃から耐寒性バナナを育ててますので、実際の耐寒性などをレポートしたいと思います。

私が育ててる耐寒性バナナ

私が育ててる耐寒性バナナは、「アイスクリームバナナ」と「Musa Dwarf Namwa」になります。


2017年購入当時、ネットショップでは「関東でも越冬が可能」と書かれてて購入したのですが、こちらは北部九州の内陸部ですが、無保護での越冬では枯れてしまいました。
※地下の芋部分が生きていて、暖かくなると再生します。
ホームセンターで購入した「幹巻きテープ」と言う麻布のテープを2重に巻いて越冬すると、その年は越冬出来ました。
※翌年からは、幹巻きテープだけでは越冬できなくなりました。


はじめての花穂出雷

アイスクリームバナナは、ずいぶん前に一度着果し収穫まで行けたのですが、今回は「Musa Dwarf Namwa」がはじめて出蕾しましたが、冬に向かってたので急遽簡易的なビニールハウスを建てました。

花穂が出て無い状態だと、幹巻きテープが活躍しますが、花穂が出てからだと、幹巻きテープでの越冬が出来ません。
背が高いので大変だった💦
日中は温度が上がりますが、隙間だらけで夜は外と同じ位の気温まで下がります。
-2℃程度であれば全く無被害でしたが、-4℃まで下がると、葉が枯れ込んでいました。

果実の行方

葉っぱが枯れたので、おそらく果実は熟さないと思いますが、どうにか成長しないか?11月頃まで様子を見ましたが変化が無かったので、加温ハウスに移動
加温ハウス内で見事に色づいて、美味しくいただく事が出来ました。


※美味しくいただけたのは「Musa Dwarf Namwa」

関連記事:バナナ(耐寒性アイスクリームバナナ)の成長記録