ブルーベリーの挿し木は、品種によっては難しい場合もありますが、素人でも成功する為の、たった2つのポイントを、分かりやすく説明したいと思います。
1.ブルーベリーの挿し木時期
ブルーベリーの挿し木は、基本的にいつやっても大丈夫です。
素人に挿し木を困難にさせる一つ目の理由が、ここに隠されています。
世間では、秋に剪定した枝を春まで保管して、春(3~4月)に挿し木しましょう。
と言うのが一般的ですが、素人が上手く保管出来るでしょうか?
と言うのが一般的ですが、素人が上手く保管出来るでしょうか?
- 穂木を保管する設備が無い
- 春まで状態良く保存する為の知識が無い
以上、2つの理由から、世間で言われる時期を守る為に、挿し木の時期を気にする事が、素人が挿し木に失敗する理由の一つだと、私は考えます。
※適切に管理できる人も増えて来ましたので、一概には言えなくなりました。
そもそも、3~4月の休眠挿しと、6~7月の緑枝挿しが推奨されている理由を考えてみましょう。
あくまでも推察にはなりますが、教科書を作った先生方は、闇雲に取り組むのでは無く、色んな情報を基に仮説を立てて、その仮説を実証して行くと言うやり方をされるはずです。
そして、仮説を立てて上手く行ったやり方を、世間に広めたのでしょう?
もしくは、素人が簡単に参入出来ない様に、敢えて困難なやり方を広めてるのかもしれませんね。
2.用土は、ピートモスと鹿沼土をブレンドする
私が咲氏動画を投稿する前のブルーベリーの挿し木動画等を見ると、殆どの方が、ピートモス100%の用土に、挿し木をしていました。
これが、素人に挿し木を困難にさせる二つ目の理由だと感じました。
ピートモスは、非常に扱いにくい資材で、乾燥すると水を弾いて、なかなか水を吸ってくれない。
逆に水を吸わせると水持ちが良く、毎日水を与える様な環境下では、過湿気味になりやすい。
ブルーベリーの挿し木は、明るい所に置いて乾燥気味になったらたっぷりと水を与える様な管理が必要ですが、ピートモスのみに挿し木をすれば、乾燥させてしまうと水を弾いて中まで水が染み込まなくなりますし、そうならない様に水を与えすぎても、逆に根腐れに繋がりますし、かなり水の管理がシビアになる為、初心者の方には敷居が高いと言えます。
水捌けの良い「鹿沼土」とブレンドする事で、水捌けが良く、水加減の判断が出来ない素人でも、非常に高い確率で、ブルーベリーの挿し木に成功する事が可能になります。
3.具体的な挿し木の方法
- ピートモスと鹿沼土と、たっぷりの水を使って混ぜ込む。
- 7cmポリポットに、用土を入れる。
- 直径5mm前後で緑が綺麗な1年枝を、10cm前後にカットする。
- カットしたら、そのまま水を溜めたバケツに入れる。
- ポットに穂木を挿す。
- 水をたっぷりと与える。
- 明るい場所に置いて、乾燥して来たら水をたっぷりと与える。(湿っている時は与えない)
4.鉢に上げる時期
鉢に上げる時期は、挿し木をする時期によって、3~8ヵ月程と、かなり差が出ると考えて下さい。
期間や時期と言うよりは、苗の成長具合を見て、完全に根が張ってる状態になってから、鉢上げする様にしましょう。
これは、私が11/29に挿し木をして、3/中の写真ですが、この様な状態では、まだ根は出ていません。枝葉がしっかりと伸びて、根もしっかり張ってる事を確認してから鉢増ししましょう。
動画でも、説明をしてますので、そちらも参考にして頂けると幸いです。
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