2023年1月26日木曜日

個人年金保険のリスク知ってますか?

昨今の日本は超高齢化社会で、老後資金の不安から、積立NISAをはじめ、色んな投資商品が出回ってます。
そんな中で、私も将来の為に投資をせねばと、銀行で積立NISAを申し込んだのですが、一緒に個人年金保険を勧められました。
これが、あまりにも酷い内容だったので、被害者が増えない様にシェアしたいと思います。

10年以内に解約すると、ほぼ確実に元本割れしてしまう。

結論から言ってしまうと、契約したら最後、10年・20年払い続けないと、相当なマイナスになってしまう。
私の事例を簡単に解説します。
契約から1年経過し、契約内容のお知らせが届いたので確認。

1年間毎月2万円を積み立て、外貨預金なので為替変動はあるが、ドル換算で積みあがった金額は1,846.07米ドル

これに対して、積立金額760.90米ドル? ※各種費用を除いた金額が積立金として適用だと。

解約する場合の控除額246.53米ドル

解約返戻金514.37米ドル

1,846.07米ドル投資して、1年で解約すると514.37米ドル、1/3以下である。

薦めた担当者に会いに、銀行へ。

内容を再確認して驚く

あまりにも酷い内容だったので、設計書を初めて熟読。
年利を最低保証の1.5%とした場合は、以下の表となっていました
   
経過
年数
積立累計
【万円】
入金累計
【米ドル】
積立金額
【米ドル】
解約返戻額
【米ドル】
解約
返戻率
1年目 24 2103 859 580 27.5%
2年目 48 4207 2822 2009 47.7%
3年目 72 6311 4816 3602 57%
10年目 240 21039 19625 19625 93.2%
20年目 480 42079 43495 43495 103.3%

分かりやすく解説すると

1年目=月2万円だから年間24万円→ドル換算で2103ドル
この2103ドルから、実際に積立に入金されるのが859ドルと言う意味で、この時点で半分以上が手数料として取られてる。
しかも、これが不服で解約すると、解約手数料まで引かれて手元には580ドル、1/3以下しか戻って来ない。

何処の外貨建てでも、日本円でも、年金保険ってこんなもんですよ。と言う事でした。

どうやって騙されたのか?謎

日本の利率は0.002%とかに対して、外貨であれば2%以上が見込めると言うのは記憶にあるが、このシュミレーションの表を見ると、少なくとも10年までは金利分を入れても投資額よりもマイナスになるのに、普通は契約しないと思いますよね?

契約のキメ手は、私が「なんでiDeCoじゃなくてこれなんですか?」と聞くと、「仕事が不安定と言う事で...」と、途中解約のリスクが無いような言い方をされたので、安心して契約したのに、契約して数年で解約すれば、保険会社と銀行が大儲けするだけだし、完全に騙されました。

口コミを見て納得

その後に「こだわり個人年金」の口コミを検索すると、私と同じ様に、高額な手数料を知らずに、まんまと契約してしまった人の叫び声が多数見受けられました。

具体的な商品名や、薦められた銀行等については、個人情報になるので答えれませんが、銀行の担当者曰く、外貨に限らず、個人年金保険は全部この様な仕組みで、長く続けるとメリットが...(メリット感じないけど)との事なので、年金保険には気を付けて下さい。

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